前節、今季2度目の連勝を飾り18位に浮上した熊本。勝ち切れないゲームがある中でもシーズン後半に入って失点が減っているのは、チーム全体での守備が整備されてきたことが大きな理由だが、GK畑実のパフォーマンスが非常に安定していることも要因だ。
「皆の意思疎通ができていてシュートコースを限定してくれているし、個人的にはイレギュラーなことも想定しながら、良い準備ができているから、スムーズに反応できているのだと思う」と畑は語る。
今季は開幕からしばらくは佐藤昭大が、佐藤の負傷後は野村政孝がゲームに出場し、その後、畑が先発を張っている。佐藤も復帰して前節はベンチ入りを果たし、またシーズン途中に加入した内山圭もトレーニングでTEAMの雰囲気を盛り上げている。
「たとえベンチ外でも、GKの皆が、『自分がゲームに出たらどうプレーするか』を考えているし、一つのポジションを競うライバルだけど、良いチームワークで高め合えている。そういう関係で練習できているから、GK全員が、『良い準備』ができているのだと思う」
残り7試合、GK陣でのポジション争いにも注目だ。
[写真:現在先発を張っている畑(手前)と、負傷から復帰し前節ベンチ入りを果たした佐藤(奥)]
写真:井芹貴志
(熊本担当 井芹貴志)
2017/10/05 18:03