金沢の中美慶哉が、前節・湘南戦で今季10点目をマーク。開幕前に掲げた目標の二ケタ得点を達成した。
「いまはたまにFWをやったりするけど、中盤の選手なので、開幕する前は自分が10点くらい、二ケタ以上取れば(J2)残留争いからは出ている(離れている)状況になっているかなと思っていた。だけど、フタを開けてみれば残留争いをしている。自分の得点が必ずしも勝利につながっているわけではないし、点を取れば良いというわけでもないと思う。やっぱり勝負どころでの1点、大事なところでゴールを挙げたい気持ちがある」
20位・金沢と21位・山口の勝ち点差は『6』。シーズンも残り7試合となり、残留争いもいよいよ大詰めを迎える。中美は「僕が点を取ってというよりも、みんなが点に絡んで、みんながお互いを助け合えれば、自分にも得点のチャンスが来るし、味方にアシストするチャンスもある。そのときが一番チームの調子が良い」と前置きした上で、自身の得点目標を上方修正した。
「ゴールにたくさん絡んで、あと5点。7試合で5点は結構(難しい)。でも、そこを目標にしていけば、自ずとチームの助けにもなる」
トータルで15点。昨季のJ2・J3入れ替え戦で金沢を救ったヒーローが、今季も残留に導くべく、自らに難題を課す。
(金沢担当 野中拓也)
2017/10/04 17:37