長崎の乾大知にとって、7つ離れた実弟である乾貴哉が所属している今節は、特別な一戦となる。
前回対戦では、後半から乾貴哉が出場したことで乾兄弟にとって初めての対決が実現した。しかし、当時を振り返って乾大知は「自分たちが大きくリードされている状況だったので、あまり覚えていないというか意識していなかった」に苦笑いを浮かべた。
今節は「もしかしたらお互いに先発で対戦できるかもしれない」だけに「絶対に負けたくないし、長崎が昇格するためには千葉戦の勝利が必要だと思うので頑張りたい」と話した。前回対戦で味わった屈辱を踏まえ、兄の威厳を見せることに強い意思を見せている。
お互いのポジションを考えれば、ピッチ上でのマッチアップも十分に予想されるが、乾大知によれば「7つも離れているので、今までそういう形で対戦したことはない」とのこと。それでも、実弟とは仲が良いようで、1試合ごとに頻繁に連絡も取ると話す。「アイツは点を取ったりすると『俺、やったぜ!』みたいな感じで連絡してくるので存在は刺激にはなっています。結構、サッカーの話もしますよ。アドバイスはしないです(笑)」と弟とのエピソードも明かしてくれた。
今季全試合フル出場を継続し、最終ラインに欠かせない存在になった乾大知。弟の所属する千葉を倒し、また一歩、昇格へと近づきたいところだ。
(長崎担当 杉山文宣)
2017/09/22 17:56