千葉のDF乾貴哉が24日の今節・長崎戦で“兄弟対決”を迎えることが濃厚だ。
長崎の兄・大知とは5月13日のホームゲームで“対決済み”だが、この試合では貴哉が途中出場。プロ同時先発は初めてとなり、「変な感じはある。気にせずにはいられないとは思うので、やるしかない」と“再戦”に意気込む。
貴哉は大知の7歳年下。「カテゴリーも違うので、一緒にサッカーしたことはない。ここにきてやっと一緒にサッカーができるので楽しみたい」と率直な心情を明かす。大知は長崎のフィールドプレイヤーで今季唯一リーグ戦全試合フル出場中と、絶好調の長崎で主力中の主力。「開幕からずっと出続けているので尊敬しているし、負けないように見習っていきたい」と、いまも貴哉にとってお手本とする存在だ。
対決が実現すれば、貴哉は左SB、大知は3バックの右CBで出場する可能性が高く、対峙する局面も多く見られそう。「長崎は2位。勝てればまた波に乗れると思うので、絶対に勝ちたい試合。しかけたりして、お兄ちゃんを圧倒できれば」と負ける気はさらさらない。
前回対戦ではセットプレー時に大知が貴哉をマークする場面もあった。貴哉はここ最近得点に絡めていないだけに、「アグレッシブに動けば、(マークを)外せる。なかなかできていないので、(ゴールかアシストが)そろそろほしい」。
弟が“兄越え”を果たしたとき、チームの2連勝も見えてくる。
写真:前回対戦では貴哉(28番)と大知(13番)のマッチアップも見られた
(千葉担当 大林洋平)
2017/09/20 20:17