6日、仙台は佐々木匠の徳島への育成型期限付き移籍を発表した。期間は18年1月31日まで。
J1昇格争いの渦中にある徳島から佐々木にオファーが来たのは、先週のこと。決断まで時間がない中、ルヴァンカップ準々決勝・鹿島戦の第2戦を終えた3日の夜から本人と強化部、渡邉晋監督が相談し、4日に仙台に戻っても話し合いは続いた。
ルヴァンカップのニューヒーロー賞候補でもあった佐々木は、「J2も残り少ない中、すぐ決めなければいけなかった。自分がどう成長するか考えての決断。このタイミングで仙台を離れるのは申し訳ない気持ちもあった」と、胸の内を明かす。そして決断の末、6日の練習を前に、クラブハウスを離れた。
渡邉監督は6日の朝に、佐々木へ「徳島のために戦え」と、先を見た経験より、まずはいま果たすべきことをあらためて伝え送り出した。佐々木も「J2は甘くない。徳島のJ1昇格という目標を達成したい」と強調。「徳島はボールをしっかり保持するサッカーをしていて、中盤から配球して崩すチーム。自分のプレースタイルに合っていると思う」というチームの中で、結果を出すことを誓った。
(仙台担当 板垣晴朗)
2017/09/06 15:04