鳥栖は11日、クラブハウスでMFアン・ヨンウの加入会見を行った。
すでに加入から3週間が経過し、チームにもすっかり溶け込んでいるアン・ヨンウだが、鳥栖加入について「必ず、大きく成功したいという思いを持って飛び込んできました」と心境を語った。現在、鳥栖にはアン・ヨンウを含めて、4人の韓国人選手が在籍している。「問題なく過ごせている」と話すようにピッチ内外で同郷の選手たちのサポートを受けて順応している様子をうかがわせていた。
自身のプレースタイルについては「スピードを生かして相手を突破していくというのが、大きな自分の長所として自信を持っている。前めのポジションであればどこでもやれるかなと自分では思っている」と話した。チームにはあまりいないドリブラータイプであるだけに、チーム戦術を理解できれば貴重なピースになりそうだ。
しかし競争は激しい。現在、5人の外国籍選手が在籍している鳥栖において、出場できるのは最大で4人。チーム全体の競争はもちろん、外国籍選手の出場枠という競争も待っている。「その状況、条件というのはちゃんと理解した上でここに飛び込んできている。選手として競争していくのは当然のこと。それを乗り越えないといけないし、それこそがサッカー選手」と競争に対しても前向きに挑んでいく姿勢を見せていた。
「早くサポーターのみなさんに自分の良いプレー、良い姿を見せたい」。日本での挑戦を選択した若きアタッカーが鳥栖デビューを目指して努力を重ねていく。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2017/08/11 19:17