9日の第21節・鳥栖戦で柏の小林祐介が先発出場することが濃厚となった。
今季は開幕当初こそ先発を飾っていた背番号6だが、サッカーのスタイルの変化や手塚康平の台頭により徐々に出番は減少。チームが連勝街道を突っ走っていた4月から6月に掛けてはベンチから遠ざかる日々も続いた。そしてようやく巡ってきた先発のチャンス。リーグ戦に限れば3月18日の第4節・仙台戦以来となるが、一切の気負いや不安はない。
「チームの調子が良くて、なかなか自分に出番は回ってこなかったけど、もし鳥栖戦で出番がきたら自分が持っているものを出せればと思う。いつ出ても良い準備は毎回している。そこで自分にしかないものもあると思っているので、出たときに誰かの真似をするのではなくて、自分らしく特徴を出せれば」
約5カ月ぶりの先発に向けて力強い言葉を口にした。
また、前節・神戸戦で負傷交代し、長期離脱が発表された手塚に対しては、「今まで連勝していた中で(手塚)康平のゴールやアシストは何回もあった。けがをしてしまったので、康平のぶんまで戦わないといけない」と後輩への思いを語り、その上であらためて「でも、康平にはなれないので自分らしくやるしかないかなと思う」と話した。
開幕戦以来となる鳥栖との対戦であるが、小林はその試合でフル出場を果たしており、鳥栖の特徴は確認済み。その中で、この試合のポイントに挙げたセカンドボールを拾うべく、ピッチの上を縦横無尽に駆け回る。
(柏担当 須賀大輔)
2017/08/08 18:22