
今夏柏に加入したキム・ボギョンの、ホームデビューが近づいている。
前節・仙台戦を経験し、チームへのフィットは順調に進んでいる様子。「トレーニングから日に日にコンビネーションは良くなっている実感を得ている」と周囲との連係について明るい表情を浮かべた。仙台戦ではベンチに確認することの多かった守備面に関しても「神戸戦に向けてトレーニングしてきた中で、そのへんもだいぶ解消してきた」と手ごたえを口にする。
今週の練習では全体練習終了後に通訳を交えながら下平隆宏監督と話し込む場面も。「シモさん(下平監督)も、自分が柏に来てからまだ時間が経っていないので気にしてくださっているし、自分自身も気になったことは常に聞くようにしている。あの時はシモさんと細かい部分や自分の考えと監督の考えをすり合わせて、長い時間話していた」。積極的にチームへ溶け込もうとする姿勢を見せる。
指揮官も、キム・ボギョンの人間性や順応性を高く評価している。「日本で長くプレーしていただけあって、言葉がかしこまっていない。(良い意味で)覚えている日本語が友達言葉(笑)。だから親しみやすくて、選手ともそんな感じで話をしていますね。あとは、分からないことは『分からない』と。分かったふりをしないでちゃんと聞いてくる。当たり前のことだと思うけど、その辺は素直に言ってくれるので助かりますね」。
今節・神戸戦に向けて、「攻撃の部分でパスや強引な突破を見せられたら良いと思うし、ゴール前でのプレーで言えばゴールやアシストなど、得点に絡むプレーを見せられれば」と意気込むキム・ボギョン。彼にとって日立台はプロデビュー、そしてプロ初ゴールを決めた思い出の地。その日立台で鮮烈なホームデビューを期待したい。
(柏担当 須賀大輔)
2017/08/04 15:58