ポルトガル1部リーグのマリティモから浦和への加入が決まったブラジル人DFマウリシオ・アントニオが3日、チームに合流した。
U-15やU-17といったアンダー世代でブラジル代表経験もあるマウリシオは、浦和への移籍を決めた理由について、「U-17でプレーしているときに二度ほど来日することがあった。1カ月ちょっと日本に滞在させてもらい、日本が好きになった」こと、そして「代理人の方が長く日本で仕事をなさっていた方で、彼から日本の良さだったり、日本のサッカーの魅力をたくさん教えてもらっていた。自分もいつか日本でプレーしたいと思っていたし、今回のレッズからのオファーを受けて、自分のポテンシャルをレッズのために生かしたい」と語った。
自身の特徴については「ポテンシャルと言っていいかは分からないけど」と謙遜しつつ、「自分の良さは速さだと思う。プレーのスピードやテクニカル面。CBとして求められている役割を右でも左でも良いバランスで与えられていることを十分出せると思う」とアピールした。
マウリシオはマリティモでシーズン前のキャンプを終え、「コンディションは整った」状態で7月27日に行われたヨーロッパリーグ予選3回戦第1戦、ボテフ・プロヴディフ(ブルガリア)戦にキャプテンとして4バックの右CBでフル出場。堀孝史監督からはコンディションやすぐ練習に入れるかどうか聞かれたようだが、「いつでも準備はできています」と答えたようだ。
背番号は2番に決定。クラブによれば登録申請はすでに済ませており、明日にも登録が認められる模様。2日朝に来日し、4日の練習だけで試合に出場するとは考えにくいが、浦和は槙野智章が出場停止、那須大亮が負傷離脱中とDFの駒が少ないため、5日の大宮戦でベンチ入りすることもありえる。リーグワースト2位タイの失点数と守備に問題を抱える浦和の救世主となるか。
(浦和担当 菊地正典)
2017/08/03 18:57