
7月14日に讃岐加入が発表されたアレックス。コンディションを整えながら、出場に向けて準備してきた。デビュー戦を目前に控え、「讃岐の勝利のために。勝つことしか考えていない」。左足のスペシャリスト加入により、攻撃バリエーションは確実に増えていくはずだ。
昨季まで徳島に在籍していたアレックスだが、契約満了後の状況をたずねると、「3カ月間は(痛めていた)足の状態を治すためにリハビリ中心でだった。その後はブラジルでユース時代やプロでも所属していたクルゼイロで練習試合やコンディション調整をしていた」。そのときに讃岐からオファーがあり、「サッカーを愛して、プレーしたいという気持ちがあった。年齢は34歳だけど、まだまだバリバリ元気です! 声をかけていただいてうれしかった」。
救世主として期待が高まるが、課題があるとすれば、長らく公式戦から離れていただけに「試合勘を戻していきたい」という点だろう。また、普段から練習場を転々としている讃岐だが、子どもたちの夏休み期間などになると練習場確保がままならなくなる。さまざまな方々の協力のもとで工夫しながらトレーニングに向き合っているが、日によっては広さの関係で11vs11ができないことも多く、フルピッチでの連係面も気になる。そこは経験値のある選手が多いだけに、アレックスの特徴をうまく引き出して勝利をつかんでもらいたい。
(讃岐担当 柏原敏)
2017/07/29 15:27