リーグ戦、天皇杯と公式戦2連敗で中断期間に突入することになった鳥栖。中断期間としては異例の6日間連続非公開練習も実施するなど集中した環境の中で練習に取り組んだ。選手たちによれば連日、負荷の高いハードな練習で夏場に向けての土台作りを図ったようだ。中断期間での取り組みについてマッシモ・フィッカデンティ監督も「この期間を大事に使いたいというのもあったし、量の面でもトレーニングをしっかりこなすこと。そして、新しい選手が加わっているのでなるべく多くのことをやっていかないといけなかった。チームに溶け込むためにいろいろなことをこなしてもらわないといけなかった。そういった意味で充実したトレーニングができたのではないか」と一定の手ごたえを得ている様子だった。
また、DFチョン・スンヒョンとMFアン・ヨンウの二人の韓国人選手もこの中断期間で新たに加わった。その二人については、「(ビクトル・)イバルボよりも時間はかかると思うが、溶け込むための努力をしているのは感じている。しっかり必要な時間を与えて日々の状態を見極めていきたい」と戦術理解にまだ時間を要するとの見方をしており、起用については慎重な姿勢を崩していなかった。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2017/07/28 07:16