12日の天皇杯3回戦・大分vs柏で、27年ぶりの対戦が実現する。
大分を率いる片野坂知宏監督と柏の下平隆宏監督は、同じ1971年生まれ。現役時代に柏で一緒にプレーした時期もあるが、片野坂監督が鹿児島実業高の、下平監督が五戸高の主将を務めていた90年、第68回高校選手権の1回戦で対戦したのが、二人の初めての対決だ。
「五戸高は東北チャンピオンだったから、対戦が決まったときは『うわあ、強いチームと当たっちゃったなー』と思った。僕らは鹿児島県では勝つけど、インターハイなどで全国に行っても初戦敗退ばかり。これは厳しいなという下馬評の中で一所懸命やるだけだった。でも、結果は2-1で勝てた。初戦で強豪に勝った勢いでベスト8まで行けたんです」(片野坂監督)。
天皇杯2回戦で対戦した町田の相馬直樹監督も同い年とあり、立て続けの同級生対決に、片野坂監督は闘志をかき立てられているようだ。持ち場をピッチからテクニカルエリアに変えてのひさびさの対戦。過去、柏に対してはホームでは無敗の大分だが、下位カテゴリーからの挑戦となる今回、軍配はどちらに上がるか。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2017/07/12 12:08