12日の天皇杯3回戦・清水戦に挑むのは、福島県社会人リーグ1部で戦っているいわきFCだ。2回戦ではJ1の札幌を相手に、延長戦の末に5−2で勝利。12年に創設されたばかりのクラブが、天皇杯で快進撃を見せている。
3回戦で相対する相手はJ1で12位につける清水。前回の札幌戦同様に、難しい試合になることは間違いないだろう。それでも札幌戦で決勝点を挙げたFW平岡将豪は、チームとしてしっかりと準備してきたことを説く。
「天皇杯の2回戦で札幌に勝ってから、清水戦まで3週間半あった。そこで清水の戦術や自分たちの戦い方を含めて突き詰めてやってきたので、あとは僕たちがどれだけやれるかになってくると思う。僕たちはフィジカルスタンダードを変えること、見ている人たちがどれだけ楽しめるかを重点的にやっている。球際や運動量のところで相手を上回ることで勝利に近づきたい」
清水戦に向けてそう意気込む平岡だが、清水との対戦で楽しみにしていることがある。それはJFAアカデミー福島で同期だったFW金子翔太との初対峙だ。
「中・高で一緒にやっていたが、アイツにだけは負けたくない。ポジションは被らないけど、ガツンと行ってやりたいなと。(メモリアルゴールを決めるなど)アイツは昔から持っている。本当に良いところにいて結果を出せる選手。あとはキャラとしても上の人に気に入られるタイプ(笑)。対戦する機会もあまりないと思うので、楽しみでしかない」
同期との対戦に心を躍らせながら、「自分たちの良さを出すことで結果を出したい」と言う平岡。チーム、そして自分自身の力を証明する舞台として、清水戦での活躍を誓っていた。
文・写真:林遼平
(BLOGOLA編集部)
2017/07/11 18:38