3試合ぶりの勝利を挙げた、前節・群馬戦。その決勝点は、21分に高崎寛之の左足から生まれた。
左サイドからのクロスにニアで反応しようとしたところを、群馬DFに倒されたとしてPKの判定。これを自ら右足で蹴るも、「駆け引きに失敗して」(高崎)一度はGK清水慶記に防がれてしまう。しかし眼前にこぼれ球が転がってきたことで、今度は左足で確実に押し込んだ。
このゴール、実は自身のJ2通算50得点目となる記念ゴールだった。その件についても「特に(感慨は)ない」と平然と語る辺り、自己の成績に執着しない高崎らしい。ちなみに、このゴールはクラブのJ2通算250得点目となる記念ゴールでもあった。二つの意味を持つメモリアルゴールを同時に記録したことになる。
「(50得点の)大半のゴールは松本で取ったもの。これからも積み重ねられれば」とすでに前を向く高崎。このゴールはあくまでも通過点であり、今節・岡山戦で通算記録を更新したいところだ。
(松本担当 多岐太宿)
2017/06/24 12:42