神戸のFW大槻周平が、天皇杯2回戦・富山戦への臨戦態勢を整えている。
17日のJ1第15節・G大阪戦に途中出場し、負傷離脱からの公式戦復帰を果たした大槻。20日の練習後、中3日で迎える富山戦に向け、「気合いを入れ過ぎず、平常心でいつもどおり(のプレー)を出せれば、けがをする前のプレーに戻ってくる」と語り、持ち味の発揮に意気込んだ。
大槻が12年に湘南に加入した際、コーチを務めていたのは富山を率いる浮氣哲郎監督だ。大槻は「1年目、2年目、自分が監督に怒られたときにフォローしてくれた」と苦笑いで当時を振り返る。いま現在、神戸でもネルシーニョ監督の激怒を受けるとコーチ陣にサポートしてもらっているようで、「新人に戻ったみたい」な心境だという。
プロ生活の始まりの中で、「不安もあったけど、フォローしてくれて、前向きな言葉をかけてもらった。いまこうやっているのは浮氣さんのおかげでもある」と話した大槻。対戦相手として自身の成長を見せたい気持ちは強いようだ。
写真:小野慶太
(神戸担当 小野慶太)
2017/06/21 11:14