17日のJ1第15節・仙台戦を前に、夫人からの指摘で自身が仙台キラーであることに気付いた鳥栖のDF吉田豊。
今節、仙台戦をホームに迎える鳥栖だが、その一戦に向けて囲み取材が一通り終わると、吉田が自ら「オレ、仙台戦は毎試合アシストしているんですよ」と発言。確かに思い返してみると16年は1st第9節で豊田陽平の2点目をアシストしており、2nd第14節では高橋義希の得点をアシストしていた。その事実が発覚したのは夫人からの指摘だったそうで、「奥さんに言われたんですよ。そういえば、そうだなって」と背景も明かしてくれた。
さらに、記者陣との話の中で「15年はどうでしたっけ?」と前の年に話が及ぶと、吉田自ら記憶をたどり始めた。そして、「あ、15年もアシストしていますね」と、さらなる事実が発覚。15年は2nd第16節で豊田のゴールをアシストしていた。この年の1stステージでは0-5の大敗を喫しているが、この試合では、吉田は出場停止により出場しておらず、鳥栖加入後は対仙台戦3試合で3アシストの好相性を誇っている。
「良いネタでしょ。記事に書きたいんじゃないですか。書いていいですよ」と記者陣に対して饒舌な吉田だったが、この手のことは戦前に書いてしまうと記録が途絶えてしまいがち。それもあって記者が「やめておきましょう」と提案したが、「大丈夫です。書いてください」と吉田は意に介さず。「次の仙台戦でもアシストして、試合後には『仙台戦以外でもアシストできるように頑張ります』って言いますよ」と試合後のシミュレーションにまで言及していた。
吉田の言葉どおり記事にさせてもらったが、何となく記者にとってもプレッシャーに…。果たして、仙台戦でキラーぶりは発揮できるのか。注目したい。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2017/06/15 07:00