世界との差を肌で感じた鳥栖FW田川亨介がさらなるレベルアップを誓った。
韓国で開催中のFIFA U-20W杯で敗退し、1日に帰国した田川だったが、午後からは早速チームの練習に合流。週末の大宮戦に向けて汗を流した。大会ではグループステージ第3節のイタリア戦に先発するなど合計2試合に出場。しかし、田川自身は「あまり試合に出ていないし、自分の特長のプレーも生かせなかったので悔しかった。全然満足できないし、点も取っていない」と厳しい自己評価を下していた。
しかし、世界大会の真剣勝負の場でしか得られないものもあった。「シンプルに技術の差を身に染みて感じました。特にスピードもまったく違う」と、世界の同世代の選手たちとの差を痛感した。自信は得られなかったが課題を直に感じられたことはある意味では収穫だろう。「世界との差もすごく実感しましたし、やることもいっぱいあると思うので、自分の置かれている状況をちゃんと把握して、やるべきことをやっていかなきゃいけない」と今後の自身の成長に向けて気持ちを切り替えていた。
「背後に抜けるところとかは、そこそこやれると思うので、ポストプレーの面で自分がターゲットになれるような選手になっていきたいなというのはすごく感じました」、この経験を糧に田川がさらなる成長を目指していく。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2017/06/02 11:55