
5月30日、5月31日の両日、毎年恒例となっている『京都サンガF.C.スポーツアカデミースペシャル』が実施された。
これは京都を中心とした地域の小学校の授業に、トップチームの選手と普及部コーチを派遣するイベント。この2日間は京都と滋賀の計15校で実施され、各地で小学生たちと京都の選手がサッカーを通じて触れ合った。
19年度に新スタジアムの完成が予定されている亀岡市の市立保津小学校を訪れ、全校生徒44人と交流したのがMF小屋松知哉。ジャンケンゲームやリフティングのデモンストレーションから始まり、小屋松も参加するミニゲームまで、3、4時間目の時間を使い校庭を駆け回った。
イベントを終えて、「今日はサッカーの楽しさを教える日。この場所で、子どもたちがよりサッカーを知って、もっと好きになってくれれば、スタジアムができる意義も高まる」と、亀岡の子どもたちにサッカーに親しんでもらうことの大切さを強調した小屋松。さらに、「やっぱり、きっかけがないと(スタジアムへ)足を運ばない。これがきっかけで一度試合を観に来てもらって、『また行きたい』と思ってもらうのが一番。親御さんにもそう思ってもらえれば、そこからまた発信して、広げてもらえる」と続ける。
子どもの一人に話を聞いてみると、「サッカーを観に行ったことはないけど、観に行ってみたくなった」と目を輝かせる。Jリーガーから直接サッカーを教わったこの日、“サッカーの楽しさ”は子どもたちの心にしっかりと根を張ったに違いない。
写真・川瀬太補(エルゴラッソ京都担当)
(京都担当 川瀬太補)
2017/06/01 07:00