まずは24日に33歳の誕生日を迎えた養父雄仁。年齢を重ねたことに「うれしくないです」と言いながらも笑顔を見せていた。抱負を聞くと「いま、こうやって選手としてやれていることを、唯一、誇りに思ってやっている。10年とか30歳とかの区切りが自分の中にはあった。そこを超えることができたし、もっとやりたいという気持ちも出てくる。あとは一年、一年でやっていきたい」と話した。ちなみに若い頃からの変化については「ピッチでの出来事を全然、プライベートに持っていかなくなった。完全に割り切れるようになったことはいま、すごくプラスに働いている」とのことだった。
そして、もう一人は26日に26歳の誕生日を迎えた澤田崇(写真)。この日の練習後、チームからケーキが贈られ、チームメートからは歌で祝福を受けた。しかし、あまりに『普通』過ぎた。チームでは誕生日の選手をお祝いするのが慣例だが、直近の幸野志有人と養父は小麦粉や水などでのいわゆる手荒い形での祝福だった。それもあって澤田も「俺もちょっと朝から(手荒い祝福されるのかなって)考えていた」と警戒。しかし、何も起こらずにチームメートは居残り練習へ向かっていく。遠目からも『まだ、何かあるんじゃないか…』的な澤田の訝しがる様子がうかがえたが、その後は本当に何もないまま、終わってしまった。
警戒が拍子抜けとなった形だった澤田だが、「スタンダードでしたね。普通が良かったので普通の形で良かったです」と笑顔を見せていた。
(長崎担当 杉山文宣)
2017/05/26 17:11