前節・広島戦での2得点により、今季の得点数を『5』に伸ばし、得点ランクも3位タイに浮上した杉本健勇。特に、ハーフェーライン付近から約60mをドリブルで独走して決めた2点目のインパクトは大きく、各メディアが選ぶ前節のベストイレブンにも軒並み選出された。
ただし、1点目を決めるまでに2つの決定機を外し、2点を取った後も、「ソウザがポストに当てたシュートのこぼれ球に詰めていれば…」といった悔いも残しているだけに、本人に満足感はない。連発の期待が懸かる今節・大宮戦を前にしても、「前節の結果は関係ない。(得点ランクも)気にならない」とキッパリ。
25日には日本代表メンバーも発表予定であり、今節は日本代表のハリルホジッチ監督の視察も予定されている。日本代表について話が及ぶと、「いまは目の前の試合のことしか考えていない。結果を出すことによって、そういう道も開けてくるのかなとは思うけど、いま、代表がどうかと聞かれれば、何も考えていない。明日の試合で頑張って、チームを勝たせることしか考えていない」と話す。
現在、C大阪は首位の浦和と勝ち点3差の6位に付けている。上位追撃に向け、「アウェイで暑さもある試合になると思うので、しっかり先制点を決めて、試合を優位に進めたい」と、一皮むけた背番号9がチームを引っ張る。
(C大阪担当 小田尚史)
2017/05/19 17:57