ゴールデンウイークの3連戦を2勝1分で乗り切った長崎。しかも、この3試合はいずれも無失点試合とチーム全体で高い守備意識を誇る長崎らしさを数字でも残した。
そんな中で最終ラインを統率し、粘り強い守備で大きな貢献を果たしているのが田代真一だ。しかし、田代本人は過去の結果にはとらわれない。「自信はあまり感じていないです。耐えるときに耐えるというのがいまはできているのでそこは良い」と淡々と話すに留めている。それよりも気にしているのは先のことだ。「仮に失点したときにチーム全体がバタバタしないようにしていきたい」といずれはくる失点のときを想定してチームが崩れてしまわないように日々の練習から気配りを見せている。
今節、対戦する千葉に対しても最終ラインを統率する立場の視点から「見ていておもしろい最終ラインの駆け引きをやっているなと感じます」と自分があの高いラインを統率するとしたら…という仮定をした上で面白味を感じている様子だった。
自身にとっても古巣戦となるが「フクアリは良いスタジアムだし、知っている選手もいるのであそこでやるのは楽しみ」と話す。4試合連続の完封、そして、2試合ぶりの勝利を目指し、田代が守備を統率する。
(長崎担当 杉山文宣)
2017/05/11 20:10