神戸の右SB高橋峻希が4日、27歳の誕生日を迎えた。「もう若くはない。中堅、ベテランの域に入るか入らないかくらい」と自身の立ち位置を見つめた背番号6は、「チームを引っ張っていけるように、目標であるタイトルを取れるように。けがなくやっていけたら」と新たな歳を迎えての抱負を伝えた。
J1第8節・鳥栖戦に出場し、J1通算150試合出場を達成した高橋峻は、あと2試合に出場すればJ1 J2通算200試合出場という節目にも到達する。ただ、「400試合、500試合とか出場している選手を思うとすごさを感じる」と話し、「目の前のゲームに集中している」とあくまで通過点であることを強調した。
その高橋峻は前節・甲府戦でJリーグ中継をおこなうDAZNによるベストイレブンに選出されている。「負けたチームからも選ばれるんだって…」と驚きを持って受け止めたようだが、「見てくれている人は見てくれているんだなとも思うし、もっともっとパフォーマンスを上げて、勝つことでチームから多く選ばれるようになったらいい」という。神戸のメンバーでベストイレブンを″総なめ″することに期待を抱かせた。
6日にはJ1第10節・広島戦を控える。開幕戦以来、攻守に躍動感を強める″小さな巨人″は、「我慢が大事になる。また厳しい戦いにはなるけど、ルヴァンカップ(第3節の)広島戦は、みんなが対面の敵に負けなかったことで4-1のスコアになった」と振り返りつつ、連敗脱出を期す一戦への強い意気込みを語っていた。
写真:小野慶太
(神戸担当 小野慶太)
2017/05/05 13:42