前節・長崎戦で、DFパク・チャニョンが今季初出場を果たした。
投入されたのは54分。長崎のFWファンマにセットプレーから2点を奪われたあとだった。
苦しい展開の中、パク・チャニョンは「セットプレーなどでファンマ選手のマークを徹底し、イージーなミスをしないこと」を心掛け、187cmの高身長を生かした持ち味を発揮した。「ちゃんと準備してきたし、思ったより余裕をもってプレーできた」と振り返る。
パク・チャニョンの出場によって、今季は山口のフィールドプレーヤー全員がピッチに立ったことになり、選手たちは競争意識も持ちながら日々の努力を重ねている。上野展裕監督は「実力世界なので力のある選手を使うし、もちろん全員が力を持っている。パクも良いパフォーマンスをしてくれた」と話す。
「古巣の(第12節・)愛媛戦には出たい」。パク・チャニョンはそう意欲を見せながらも、「まずは(次節・)湘南戦に向けてしっかり準備をして、勝てるように頑張りたい。失点の多いセットプレーは高さが必要な部分。そこで僕のポイントでもあるヘディングなどを使い、負けないようにしたい」と意気込んでいる。
(山口担当 田辺久豊)
2017/05/02 19:08