勝ち点3差の上位対決、J2で1位の東京Vと7位の福岡が対峙する29日の明治安田J2第10節を前に、試合への対策を入念に行っている東京V。注目の一戦ではあるが、1週間までのサイクル、そしてチーム状態に「大きく変わりはない」(橋本英郎)。
27日は多くない公開練習であり、週中にある軽めのメニュー日。選手、スタッフらにリラックスしている様子がうかがえた。練習後の取材対応時にもそれが表れ、安在和樹が先輩・柴崎貴広の取材中に果敢に絡んだ場面も。
「無失点がここのところないですが?」、「どう思っているんですか?」。安在“記者”の鋭いサイドアタックに、泰然自若の守護神・柴崎は「それは安在和樹選手の集中が足りないから」などと冷静なキャッチング。さらには「ゴールカバーがオーバーアクション。ネットにわざわざ絡まりに行っている」とカウンターフィードも披露した。「いやいや、それに助けられているでしょ!」。対して安在は、しっかり帰陣してそれをクリア…。第5節・岐阜戦での安在のスーパークリアなどをネタに、軽妙な掛け合いだった。
連係十分な緑は、難敵を倒して再びの連勝街道入りなるか。
(東京V担当 田中直希)
2017/04/28 17:48