長崎は9日、鳥栖市内で鳥栖との練習試合を実施した。
8日に松本とのリーグ戦を戦っていたこともあり、この日は松本戦で出場機会のなかった選手たちが中心。その中でけがで離脱が続いていたDF髙杉亮太(写真右)が負傷後初めて実戦をこなした。昨年11月に左足関節前方インピンジメントの診断を受け、手術を実施。以降、リハビリが続いていたが、4月に入りチームの全体練習に合流。この日の練習試合で初めて実戦をこなし、約70分ほどCBとしてプレーした。
髙杉は「緊張した(笑)」とおどけながらも、「5、6カ月ぶりの実戦だったので、試合ができるようになって良かった」と笑顔を見せた。長いリハビリ生活が続いていただけに「ずっとトレーナーとボールを蹴っていた。練習に復帰できて、それを楽しんで、その延長戦上でほかの選手たちとサッカーができるというのはあらためていいと思った」と、サッカーができる喜びを感じている様子だった。
次の目標は公式戦の復帰となるが、「チームも昨季とは若干、戦い方も変わっている。シーズンが始まって練習に参加できない時期も長かったし、チームのやることに対して自分の中で落とし込んでいって、自分の良さを出せるようにしていきたい」と意欲を示した。頼れるディフェンスリーダーの復帰はチームにとって明るいニュースとなった。
(長崎担当 杉山文宣)
2017/04/09 18:22