湘南は1日、前節・千葉戦で負傷した主将のFW高山薫が右ひざ前十字じん帯損傷により、同4日に手術を実施することを発表。全治は8カ月となり、これによって長期間チームを離脱することが決まった。
今回の離脱は大きな打撃だ。今季、高山は2年連続でチームの主将を務めており、湘南のサッカーを象徴する選手と言っても過言ではない。そんな高山の負傷がチームにもたらす影響は決して少なくはないだろう。
それでも「(高山)薫くんが見ていて、元気付けられるような試合をしないといけないし、見ていて早く治さなくてはと刺激を与えられるような試合をしないといけない」とはMF秋野央樹の言葉。昨季、シーズン序盤戦に大けがを負い満足のいくシーズンを過ごせなかったMF菊地俊介も「僕もけがをしているときは、練習にチームメイトの取り組み姿勢を見てリハビリのパワーに変えていた。やれる選手が全力でグラウンドに立つだけだと思う」と語気を強めている。今後は一人ひとりが責任を持って戦っていく気概が、チーム全体で求められそうだ。
高山の離脱を言い訳にしないためにも、まずは今節・讃岐戦の勝利が必要不可欠。誰が出ても同じスタイルを発揮することで、チームの主将に勝ち点3でエールを送りたい。
(湘南担当 林遼平)
2017/04/01 18:19