元豪州代表で14年ブラジルW杯出場経験もあるオリバー・ジョン・ボザニッチがメルボルン・ビクトリーFCから甲府に加入し、17日の練習から合流した。真面目でフレンドリーな印象を与える選手で、チームに馴染むのにそう時間は必要ない印象。合流初日から大宮対策以外の全体メニューは問題なくこなして順応性の高さ、コンディションの良さもアピール。吉田達磨監督は「オーストラリアの知人に聞くとみんなが『ハードワークする選手』という。特別なスピードはないがバネや体幹の強さ等のフィットネスはいいと思う。早くチームに馴染んで中盤の3枚の競争に加わることを期待したい」と中盤での起用を想定している。
「オリバーかオリと呼んでほしい」というボザニッチはJリーグでプレーすることを望んでいたようで、メルボルンとは1年の契約を残していたが移籍を決断。「アジアの中でJリーグは一番レベルが高い。エキサイティングな経験になる。ACLでJリーグのクラブと対戦しているのでイメージはある。甲府のために頑張って成功したい」とJリーグを高く評価している。代理人が出したデータなのかもしれないが、身長179cm(プレスリリース)は5~6センチくらいサバを読んでいる感じ…、とはいえプレーでは期待通りのハードワークを見せそうな雰囲気十分だ。
写真:松尾潤
(甲府担当 マツオジュン)
2017/03/17 20:48