前節の東京V戦、後半頭から出場した渡大生。今年起用されることが多かった、サイドハーフのポジションではなく、本人も望んでいるFWでプレーした。持ち味である、縦への突破を随所に見せたが、まだ彼らしいプレーは影を潜めたままだ。「(東京V戦は)いろいろ思いがあった。45分の出場だったが、もちろん得点は決めたかった。裏へ飛び出したが、(出し手)とタイミングが合わなかったし、合わせられなかった。(キャンプから)サイドハーフでプレーして来て、FWの気持ちを考えられるようになったので、出し手の気持ちをもっと理解していかないといけない。(よくポジションのことを聞かれるが)幅が広がると思っているので、自分は一喜一憂しないで、長いスパンで考えるようにしている。プレーは悪くないので、これからもブレずにやっていくだけです」。
起用法を言い訳にしない渡。彼は、プロとして確かに成長をしている。
(北九州担当 坂本真)
2013/03/22 20:13