福岡が今節で対戦する山口のFW岸田和人は、石津大介にとっては福岡大の1学年後輩にあたる。岸田には双子の弟・翔平(大分)がいて同じく福岡大の後輩だが、石津によれば「大学時代は翔平よりもカズ(和人)と飯に行くとか、行動をともにすることが多かった」。
その岸田兄について石津は「(前節の)先発候補には別の選手が挙がっていたけれど監督にアピールして開幕戦先発を勝ち取り、きっちりとゴールという結果を残した。こぼれ球とPKによる2得点だったけれど、本当に素晴らしいことだと思う」と、J2第1節の岐阜戦での活躍を素直に評価した。
この後輩への評価、実は自らへの叱咤でもあった。石津も大分との開幕戦で先発して好機を作り出すもノーゴール。「昨季の神戸でも『惜しいところ』までは行けるのに最後の詰めが甘く、ゴールという結果が出せなかった(1ゴール)からポジションをつかめなかった。だから、今季はとにかくゴールにこだわりたい」。
今節、自身の今季初ゴールでチームを今季初勝利に導き、先輩の面子を保ちたい。
(福岡担当 島田徹)
2017/03/02 18:48