25日の開幕戦で清水に勝利した神戸。FW田中順也の右CKに合わせたCB渡部博文のヘディングを相手GKがはじくと、こぼれ球をDF橋本和(写真中央)が押し込み、守っては清水の攻撃を最後まで無失点に抑えた。
得点を振り返った橋本は「たまたま」と話したが、「注目してくれていたし、多くの人に祝福してもらった」と感謝のひと声。そして、「得点が取れるに越したことはないけど、難しい試合で勝ち点3が取れたことがうれしい」とチームの勝利を喜んでいる。
そんな橋本だが、試合前には決まったルーティンワークがある。洗剤を付け、ブラッシングし、ウェットシートで綺麗に仕上げる“トイレそうじ”だ。これは柏在籍時からのことで、試合前日の朝や出発前の昼に行うのが通例だという。
橋本は「結婚してからですね。夫としての役割分担。いつから試合前のルーティンになったのかは覚えてないですけど…」と言う。風水的に水回りを綺麗にしたほうが良いとの話を聞き、「やっているうちに手ごたえがあって、ルーティンになったのではないか」と自らの行動を推察した。
昨季、神戸に加入以来、自身が出場したリーグ戦の戦績は、11勝1分4敗とハイスコアを記録し、ホームゲームでは負けなしだ。26日はリカバリーだった橋本は「開幕戦は足がつって交代したし、しっかり次、戦えるように準備したい。みんなでカバーして、乗っていきたい」と気合十分。“必勝のルーティンワーク”を引っさげて、橋本がホーム開幕戦となる第2節・新潟戦(3月4日)に臨む。
(神戸担当 小野慶太)
2017/02/26 22:28