高知キャンプ12日目となった10日、新潟は高知県立春野総合運動公園でトレーニングを行った。時折、雪が舞ったこの日は、新潟がベースとしている[4-4-2]ではなく、[3-4-3]の新布陣で攻守の連係を確認。三浦文丈監督は「今後、試合の状況によってどこかで必ず3枚でやるときが来る。いまのうちにトライして、いざというとき困らないようにしたい」とその意図を語った。
ここまで[4-4-2]の左SBでプレーしてきた堀米悠斗は、左ウイングバックに入った。昨季まで所属した札幌でも同ポジションを務め、ドリブルでのサイド突破を得意としていた。「札幌とはやり方や選手の特徴は違うが、ずっとやってきたポジションなので違いを見せたい。攻撃で良い形が作れるように、自分が起点になれれば」と貢献を誓う。12日にはJ2愛媛、J3富山との練習試合が予定されており、「内容にも結果にもこだわってやりたい」と意気込む。
もし愛媛戦のメンバーに入れば、札幌U-12からの同期・神田夢実と対戦する可能性もある。ともに今季から長年育った札幌を離れ、新天地でプレーしている。「まさか対戦する機会があると思わなかった。向こうも強い意気込みで来ると思うので、負けないようにしたい」とピッチでの再会を楽しみにしていた。
(新潟担当 野本桂子)
2017/02/11 14:22