来季から山形の指揮を執る木山隆之新監督の記者会見が行われた。会見は一般にも公開で行われたが、熱い木山節が早くも炸裂。サポーターの心をつかんだ。
会見には山形の森谷俊雄社長、木山監督の招へいに直接関わった中井川茂敏取締役も同席。中井川取締役は『ハードワーク』、『最後まであきらめずに戦う』、『規律のあるチーム』、『フェアプレー』の4項目を挙げ、「この4つをもう一度、山形の強みとして再構築させ、J1で戦えるチームを作り上げて昇格していくのが目指すところ。それをしっかり実現できる監督というところで、木山隆之監督が最適だと思って話をさせていただいた」と語った。
木山新監督はその話を踏まえ、「ハードルが高い仕事だがやってみたいと即決しました。唯一、私がいま言えることは、希望を持ってここへやってきました。地域の皆さん、モンテディオ山形を愛してくれる多くの方々とともに、夢を追いかけて仕事をしてみたいと思ってここへやってきました」とあいさつした。
また、「スタジアムに来てくれてファンの人たちが最高の笑顔でスタジアムを後にしてもらうこと。それが実現できるように練習から死ぬ気で取り組んで、試合でも最後の1秒まで戦い切ることを約束して、皆さんと一緒に戦いたい」と話すとサポーターからは拍手が起こった。
木山監督の契約は2年。年明けの1月10日にチームが始動し、山形で1週間体を動かしたあと、開幕直前まで続く長いキャンプ生活に入る予定だ。
(山形担当 佐藤円)
2016/12/15 15:28