公式戦全日程終了後も、来季をイメージした練習を続けている仙台。
天皇杯は2回戦で敗退したために、今季公式戦の日程は3日のJ1・2nd第17節・磐田戦をもって終了した。
渡邉晋監督は「シーズンがここで終わってしまうという事態は、自分たちが招いたこと。その悔しさは、選手もスタッフも忘れずに持ち続けてほしい」とチームに呼びかけて奮起を促した。そして「その悔しさとともに、この時期に成長するチャンスをつかめるかどうかも自分次第」と、27日まで続く練習の中でも、チームにさらなる成長を求めた。
8日にブラジル人3選手は帰国したが、チームとして見据えるのはチーム力の蓄積と成長を来季につなげることだ。
渡邉監督は公式戦のない中で練習を続けるこの時期について、「今まで以上に集中し、活気を持って練習すること。それによって得たものは、必ず来季につながる」ということを強調して、コーチングスタッフとともに指導を続けている。「私自身も、来季に向けて、プラスαになることをいまのうちにある程度加える」。昨季末に長い中断期間があったときにも、今季につながる攻撃の組み立て方などを加えていた指揮官は、今季のこの時期も「練習や練習試合の中で、来季につながる“仕込み”をしたい」と展望する。まずは14日に、練習試合が予定されている。
(仙台担当 板垣晴朗)
2016/11/10 18:31