群馬はFW常盤聡が今季限りで現役を引退することを発表した。今季、群馬へ加入した常盤は、クラブと来季までの2年契約を結んでいたが、本人の申し出によって自主退団となる。8日の練習前に、常盤本人がチームメートに伝えた。関係者によると、家庭の事情という。
常盤は「今シーズンをもって引退する事を決意しました。これまで水戸ホーリーホックから始まり、ギラヴァンツ北九州、東京ヴェル ディ、ロアッソ熊本、ザスパクサツ群馬と、5つものチームに携わることができ、本当にたくさんの経験をさせていただき感謝の 気持ちでいっぱいです。そしてチームと僕を応援し続けてくれた全てのサポーターの方に感謝の気持ちを伝えさせてください。 7年という短い間でしたが、僕にとって苦しい出来事もたくさんありました。そんな時でもいつも変わらず支えになってくれたサ ポーターの皆さんがいたからこそ、ここまで続けることができました。本当にありがとうございました。サッカー界からは退くことになりますが、またどこかで会えるのを楽しみにしています。今後とも常盤聡をよろしくお願いします」とクラブを通じてコメントした。
服部浩紀監督は「本人が決断をするにあたって、いろいろな思いがあったと思う。残り2試合だが、しっかりと結果を残して、彼を気持ち良く送り出してあげたい」と語った。
常盤はFC東京U-18、東京農業大を経て10年に水戸へ加入。北九州(12年)、東京V(13、14年)、熊本(15年)でプレーし、今季、群馬へ加入した。J2通算194試合出場30得点。
(群馬担当 伊藤寿学)
2016/11/08 17:45