
千葉は3日のJ2第39節・C大阪戦(3○0)で快勝し、8試合ぶりの勝ち点3を手に入れた。その中で光ったのは、守備陣だ。特に近藤直也は途中からキャプテンマークを巻いて、最後まで奮戦。ルーキーの岡野洵、2年目の乾貴哉など経験値の浅い選手たちを束ねながら、身を挺した守備でチームの完封勝利に大きく貢献した。
ただ、その試合で一つの疑問があった。なぜ副キャプテンではない近藤が途中から腕章を左腕に巻いていたのか。そこには、C大阪戦のゲームキャプテンを務めた副将・佐藤勇人の想いがあった。
佐藤勇は69分に同じく副将の富澤清太郎と交代をしたため、普通であれば近藤にキャプテンマークが託されることはない。しかし、佐藤勇は「あんまり考えていなかった(笑)」と冗談まじりに前置きをした上で、「試合の状況を考えてのこと」だったと明かす。
「試合の流れと、無失点で終わるためにはどうするべきか考えた時に、後ろは若い選手もいた中でドゥー(近藤)が体を張っていた。なので、そこで最終ラインを締めてもらうために彼へと託した」(佐藤勇)。
チームの雰囲気を引き締めるために、背番号3へと託したキャプテンマーク。その想いは見事に結実し、最後まで無失点で乗り切って勝利を収めた。佐藤勇の粋な計らいが勝因の1つになったことは間違いない。
(千葉担当 松尾祐希)
2016/11/04 18:28