来年韓国で行われるU-20W杯の出場権を懸けたAFC・U-19アジア選手権は日本の優勝で幕を閉じた。U-19日本代表の一員として日本サッカー史上初の優勝に大きく貢献した柏のDF中山雄太が帰国し、大会を振り返った。
決戦の地バーレーンへ旅立つ前に「やるからには優勝したい」と話していたとおり、まさに有言実行の男は今大会について「優勝したことはうれしかった。優勝したら歴史が変わるということで、決勝は優勝という目標に全員の意識が共通していて、それが結果に結び付いたので良かった」と振り返った。
それでも、中山は“いつもどおり”反省も述べ、「(守備を)固めた相手には得点が取れなかった。失点はしなかったけど、本大会では失点につながりそうなピンチもたくさんあったので、本大会に向けて自分自身もレベルアップしないといけないし、チームとしてももっと成熟しないといけないと思った」と視線はすでに本大会を見つめていた。
「本当に良い経験をして帰ってきたんだろうなという感じはうかがえる。優勝して、しかも無失点で帰ってきたというのは本人も本当に自信になっていると思う」と下平隆宏監督も期待を寄せる若武者。これからどう成長していくか楽しみである。
(柏担当 須賀大輔)
2016/11/02 16:02