磐田のジェイは31日、J1・2nd第17節・仙台戦での勝利のために必要なポイントを挙げた。
磐田は引き分け以上でJ1残留が決まる状況であり、ジェイは「もちろん勝ちにいく」と意気込む。それでも「我慢は必要だと思う。みんなが闇雲に前に出ていけばいいというものではない。正しいタイミング出ていければ」と、試合の流れを読むことが大事だとも語った。
その上でカギを握りそうなのが、中盤のトライアングルだ。「ミヤ(宮崎)、(上田)康太、(川辺)駿のプレーが大事になる。ゲームのテンポをコントロールしないといけない」と元イングランド代表FWは述べた。
ジェイは常に勝利を渇望しているが、それは幼いころの影響が強く残っているようだ。
「小さいときは特に、お父さんからずっと言われてきたんだ。『小魚になるのか、鮫になるのか。お前はどうなりたいんだ』と。僕は、ただ水の中で優雅に泳いでいるだけというふうにはなりたくない。常にチャレンジしていきたい」
そうした姿勢がストライカーとしての活躍につながっている。今季ここまで、リーグ戦では14得点を挙げているが、けがなどで欠場した試合が少なければ、この数字はもっと伸びていただろう。
ゲームをコントロールし、正しいタイミングで攻撃をしかける。そして、ペナルティーエリア内でジェイが決定的な仕事をできれば――。磐田はJ1残留を手繰り寄せられるはずだ。
(磐田担当 青木務)
2016/10/31 16:41