金沢のFW山﨑雅人が、J2残留のポイントと得点への意欲を語った。
金沢は前節の5位・岡山戦に2-1で勝利を収め、残留圏の20位に浮上したが、残留争いはまだまだ続く。山﨑は「若い選手が多い。当然、自分にも責任があるし、プレッシャーは試合が近付くにつれて高くなっていく」と話し、「何とか残留したい気持ちはみんな持っている。あまり堅苦しくなっても良いパフォーマンスは出せない。ある程度、楽しい部分も出せるように、リラックスさせながらやりたい」と、心のバランスをポイントに挙げた。
開幕前、「チームには得点が必要だし、点を取らないと勝てない。どれだけ点を取れるかに懸っている」と語った山﨑は、今季ここまで6得点。「自分は点を取れていないので、そこは意識する。ゴールを取りたくて仕方ない」という。常に献身的で、労力を惜しまない守備のハードワークは誰もが認めるところ。ゆえに、得点との両立は難しいようにも見えるが、背番号30はきっぱりと否定する。
「『守備が負担になっているから点が取れない』というのは言い訳にならない。それ(FWの守備)はどこのチームもやっていることだし、このチームが特別だとは思わない。もっと良い動き出し、良い準備をしてパスを呼び込めるようにしたい」。
勝利とゴールを追いかけて、フォア・ザ・チームのFW、山﨑雅人は走り続ける。
(金沢担当 野中拓也)
2016/10/27 18:56