J2第37節・横浜FCvs群馬の試合後半、群馬のMF松下裕樹が蹴った強烈なFKが、ゴール前で守備をしていた日本サッカー界のレジェンド・キングカズ(三浦知良)の胸元を直撃した。
ゴール前で決死のブロックを見せたカズは、その場に倒れ込み、スタジアムは一瞬、凍り付いた。しかし、カズはピッチに戻り、プレーを続行。サポーターを安心させた。
FKを蹴った松下は「ペナルティーエリアの右からゴールまでがかなり近かったので、GKとDFの間に低いボールを入れて何か起きればと思った。強いキックが蹴れたと思ったが、イメージとは違いちょっと浮いてしまって、カズさんに当たってしまった」と話した。
そして「本当はすぐに『大丈夫ですか』と声をかけたかったが、CKになっていたのでタイミングがなかった。そのあとに謝らせてもらいました。カズさんも『大丈夫』と言ってくれて、ホッとしました」と、事件後の様子を振り返った。
(群馬担当 伊藤寿学)
2016/10/26 11:24