24日、Jサテライトリーグ第16日の仙台vs神戸が開催され、ホームの仙台は0-1で敗れた。
この試合はベガルタ仙台と宮城県石巻市の復興支援連携協定に基づく“2016復興支援in石巻”の第6弾として開催され、石巻市総合運動公園フットボール場に約1,000人の観客を集めた。
仙台と神戸の対戦は、前日のJ1・2nd第15節(3○0)と同じ顔合わせ。前日の試合に途中出場した仙台のFW西村拓真(写真右)やMF金久保順、神戸のMF前田凌佑やMF松村亮に加え、出場停止だった神戸の藤田直之も、石巻での試合に出場した。
試合は仙台がペースをつかんで攻め込むが、なかなかゴールを決めることはできず。12分にMF茂木駿佑の直接FKがGK徳重健太(写真左)の好セーブに防がれたり、52分には金久保のボレーシュートが枠を叩いたりと、決定機をモノにできなかった。
一方の神戸は我慢の展開ながら、藤田やDF北本久仁衛らの粘り強い守備で食い止めた。そして78分にDF相馬崇人の攻撃参加から決定機を作り、最後はFW向井章人(神戸U-18所属・来季よりトップチーム昇格)が決めた。これが決勝点となり、神戸が勝利した。
仙台のサテライトチームを率いた福永泰コーチは「たくさんチャンスを作っていたが、先に点を取ることの優位性を証明しなければいけなかった。こういう展開で先に取られると難しくなってしまうという典型的な試合だった」と振り返る。フル出場した西村も「ゴール前での落ち着きなど、課題が多かった」と厳しい表情だった。
(仙台担当 板垣晴朗)
2016/10/24 09:00