20日の練習で行われた鹿島の紅白戦で、主力組にファブリシオが入った。7月末に加入した助っ人ブラジル人は、タイ遠征の前後からチームにフィットし、随所に持ち味とする力強いプレーを見せるようになっていた。後ろに構える左SBの山本脩斗も「パワフルさがいままで以上に見えてきた。コンディションも上がってファブリ自身も動けるようになってきたんだと思う」と太鼓判を押す。
すでに、タイ遠征2戦目のチョンブリ戦で初先発を経験。試合後、石井正忠監督も「体のコンディションも上がってきたと思うし、戦術的な部分もチームにフィットしてきたところがあると思います。体をぶつけられても倒れないですし、タフに戦える」と高評価を与えていた。
2列目には、戦列を離れていた遠藤康や中村充孝も復帰。鹿島は、充実の戦力でリーグ戦終盤に向かう。
(鹿島担当 田中滋)
2016/10/21 13:37