19日の練習に“清水の頭脳”が戻ってきた。枝村匠馬はJ2第32節・水戸戦(2◯1)、20分過ぎの接触プレーで負傷。その後、右大腿二頭筋肉離れと診断され離脱を余儀なくされていた。逆転でのJ1自動昇格を狙う時期に、彼抜きで戦うことは大きな痛手。翌節の松本戦(0●1)でチームは無得点に終わっただけに、存在の大きさがあらためて浮き彫りになった。
それでも、松本戦の敗戦から立ち直りチームは3連勝中。「チームが勝っているから、そんなに(出場の)チャンスはないと思うけど(笑)」と本人は謙遜するも、そんなことはないはずだ。
枝村は今季のキャンプ直前の練習で、左ヒラメ筋肉離れで離脱。開幕に間に合わず出遅れたが、第17節・町田戦(2◯1)で今季初先発すると、小林伸二監督も驚くサッカーIQの高さを見せ付けて以降の試合で連続先発を続けていた。
「負けたら終わりという気持ちでやらなければいけないと思う」(枝村)という状況で、彼が必要にならないわけがない。
写真:田中芳樹
(清水担当 田中芳樹)
2016/10/19 20:07