仙台のGK六反勇治が、15日の練習試合・ヴァンラーレ八戸(JFL)戦で実戦に復帰した。8月7日に右ひざ内側じん帯を損傷する大けがを負い、練習に復帰してから初めての対外試合を80分間(40分×2本)プレー。「全員で強いプレッシャーを掛けてくる相手に対して、無失点で終えたことはチームとして大きいが、もっと連係など改善したい。個人としてはまだまだ考えているイメージに対して実際の体のフィーリングを合わせなければ」と自己評価する。
その六反は、仙台から松本に期限付きで移籍しているシュミット・ダニエルが日本代表GKトレーニングキャンプに招集されたことに、大きな刺激を受けたという。「一緒に仙台で高め合っていたダン(シュミット)がこうして代表に呼ばれ、自分ももっと頑張らなければ、と思った」と、前を向く。
逆に、15年5月に六反が日本代表に招集されたときにシュミットも「大きな刺激になった」と話していた(http://blogola.jp/p/54153)。六反はそのシュミットと連絡をよく取り合っているといい、「こういうGKが切磋琢磨できる機会は大きいこと。自分もチーム内での競争はもちろん、また代表の場でもああいう選手たちと高め合い、GKとしての良さを追求していきたい」と、成長への意欲を口にした。
(仙台担当 板垣晴朗)
2016/10/15 19:45