(写真:鳥栖U-18の田川亨介(左)と石川啓人(右)。ともに来季トップチーム昇格が内定している)
6日、鳥栖U-18のスペイン遠征に参加していた田川亨介がチームに再合流した。9月24日から10月1日までスペインのマドリードに遠征した鳥栖U-18。現地ではアトレチコ・マドリーvsデポルティボ、そして、欧州CLのアトレチコ・マドリーvsバイエルン・ミュンヘンを観戦。また、アトレチコ・マドリー・ワンダU-18との親善試合などを行った。
来季のトップチーム昇格がすでに内定している田川はこの遠征を振り返り、「良い経験をさせてもらった。日本人にない特徴や外国人ならではのプレースタイルを感じることができた」と話した。やはり、アトレチコ・マドリーvsバイエルン・ミュンヘンは強く印象に残ったようでアトレチコ・マドリーのホームであるビセンテ・カルデロンの雰囲気には感動した様子で「いつか自分もああいう舞台に立ってみたい」と思いを馳せていた。
しかし、自身がスペイン遠征している間に同期の石川啓人がJ1・2nd第15節・仙台戦でトップチームデビューを果たした。スペインから帰国した日、スタンドからその様子を眺めることになった田川は「うらやましいけど悔しい気持ちもあった」と同期への対抗心を隠さなかった。とはいえ、普段は仲の良いチームメート同士。試合後には「『デビューしたな』って感じでお互いに顔を合わせてニヤニヤしてました」とほっこりするようなエピソードを田川は明かした。トップチームに帯同していたためにスペイン遠征できなかった石川は「あっち(スペイン遠征)も良い経験だし、うらやましい」と話したが、田川は「いや、トップチームで出るほうがいいです」ときっぱり。残りリーグ戦3試合でのトップチームデビューに意欲を見せていた。
写真:杉山文宣
(鳥栖担当 杉山文宣)
2016/10/06 19:26