岐阜のGK高木義成が“戦うこと”の重要性を口にした。
0-5の大敗を喫してしまった前節・岡山戦。もちろんそこには選手それぞれの思いがあってしかるべきだが、チームメートから信頼の厚い守護神は「戦術うんぬんではなく、“戦う”という部分」と指摘し、今節・C大阪戦に向けて「セカンドボールを拾うにしても球際から行かなくてはいけないし、競り合いにしても同じ。いまさら変えられないところから変えなくてはいけない」と強調した。
重ね合わせたのは、古巣・名古屋の戦いぶりだ。J2残留争いを戦う岐阜と同じく、名古屋もJ1残留争いの渦中にあるが、前節は福岡を5-0で下し、年間勝点でも降格圏を脱出。気持ちのこもった戦友たちのプレーを引き合いに「名古屋の試合を見たほうがいいと思う。あれだけ戦えればああなるというのもある」と言葉を続けた。
「試合(岡山戦)の翌日にそういう話をしたので、あとはそれで各自が思うことを思ってやればいい」(高木)。週の明けた今週、練習場のチームに下を向く様子はなかった。上位のC大阪から勝ち点を奪うべく、そしてJ2残留に向け、前節からの反発力を示したい。
(岐阜担当 村本裕太)
2016/10/06 17:25