29日の練習中に岡山の加地亮が負傷し、肋骨骨折(全治4~6週間)と診断された。シーズンが佳境に入ったところでチームの精神的支柱だったベテラン選手が離脱することとなり、岡山は大きなダメージを負うこととなった。
チームがどんな状況に置かれても、楽観も悲観もすることなく一日一日の練習に取り組む加地の姿勢がチームメートに与えていた影響は大きい。「加地さんがいるといないでは、試合だけじゃなく普段の練習の雰囲気も多少変わってくるところがある」と押谷祐樹はその影響の大きさを口にしたが、「加地さんがいないことで自分たちがやらないといけないっていう想いが個人個人に芽生えると思うんで、残った選手が自覚を持ってやっていければ」と語った。
長澤徹監督は「一番準備している選手がけがをしたってことは、それはもう逃れられないケガだったということだし、誰よりも一番つらいのは本人。いろんなことがチームとしてクラブとして試されるんで、置かれた状況で一番いい形のものを出していきたい」と話し、10月2日のJ2第34節・岐阜戦に向けた準備に取り掛かっている。
(岡山担当 寺田弘幸)
2016/09/30 21:08