清水は28日、六平光成が右大腿二頭筋肉離れで全治8週間と発表した。今季のリーグ戦復帰は絶望的な数字。前節・松本に0-1で敗れ、J1自動昇格圏の2位までは勝ち点差7と開いてしまったチームとしては、まさに『泣きっ面に蜂』という状況だ。
「せっかく色が出てきたところだったのに」(小林伸二監督)
六平は第30節・横浜FC戦(2○0)から右SBに定着し、小林監督も彼の能力を高く評価していた。その矢先の負傷だっただけに、ショックは大きいようだ。10月2日には同じく昇格を争うC大阪との対戦が迫っており、早急な対応が必要。現時点では、左足首のけがから復帰し29日に全体練習に合流予定のキム・ボムヨン、復帰直後の川口尚紀、また本田拓也をボランチに入れて河井陽介をSBにするという案があるようだ。
「いまはそれくらいのカードがあるが、ほかにも考えなければいけないし、何を優先するのかということもある」(小林監督)
右サイドハーフの枝村匠馬も第32節・水戸戦(2○1)で右大腿二頭筋肉離れと、ここにきて離脱者が相次いでいる清水。小林監督の頭を悩ませる日々はまだ続きそうだ。
(清水担当 田中芳樹)
2016/09/28 19:55