J1・2nd第9節・甲府戦(0●1)以降、先発メンバーから森﨑和幸の名前がなくなった。「今季はなかなかコンディションが上がり切らない」。35歳のベテランは難しいシーズンを送っている。
今季は開幕直後に負傷して離脱することとなったが、1st第7節・新潟戦(1○0)で復帰。戻ってきた森﨑和は先発出場を続けたが、なかなかパフォーマンスは上がらなかった。「復帰して最低限のコンディションに持っていけたけど、そこから上がらずに下がっていった。試合に出ているときもずっと我慢しながらやっている感じだった」と胸の内を語った。
現在、練習はフルメニュー消化している。丸谷拓也の台頭もあってチームの競争力が高まってもいるが、森﨑和がプレー可能な状況でベンチに座っていることは長いプロ生活の中でもほぼ経験のなかったことだ。葛藤が続くシーズンとなっているが、決してこの状況を悲観的に捉えているわけではない。
「自分にとっては良い経験だと思いながらやっているし、また復活してやろうという気持ちでやっている。そこまで続けるしかないと思っている」と森﨑和は話した。
(広島担当 寺田弘幸)
2016/09/28 18:46