前節、湘南に0-2で勝利し、9試合ぶりの勝ち点3をモノにした福岡。この勝利で最下位を脱出し、年間勝点17位に浮上した。
この試合では立ち上がりこそ、3バックを採用していたが、もともと準備していたのは4バック。立ち上がりの10分程度を3バックで戦い、その後、4バックにするというプランだったが、開始早々に得点が生まれたことでそこから4バックへと変更した。
このシステムで注目すべき点だったのが三門のトップ下起用。その狙いについて井原監督は「なかなか高い位置でボールを奪えないというゲームが多かった。三門の前からの守備での奪取能力であったり、献身的なプレスというのはチームにとっては大きなプラスになるだろうと思い、トップ下で起用した」と説明した。
チームメートも「スイッチをミカ(三門)が入れてくれて、そこからのコントロールがハマった」(濱田)、「ミカが後ろを気にせず行って、(前が引っ張って)苦しいけど二度追い、三度追いすることができた」(城後)など評価は極めて高い。
残留争いに苦しむ中、三門が見せる前からのアグレッシブな姿勢がチームに活力を与えている。神戸戦でもその姿勢を継続したいところだ。
(福岡担当 杉山文宣)
2016/09/22 17:58