13日、来季からの京都への加入が内定しているFW岩崎悠人(京都橘高)とMF仙頭啓矢(東洋大)の両名が、仙頭の母校でもある京都橘高校において入団会見を行った。
各年代の日本代表にも名を連ねてきた岩崎は、東京五輪のエース候補とも目されるスピードと得点感覚に優れたストライカー。一方の仙頭は、京都橘高に在籍時していた12年に全国高校サッカー選手権で得点王を獲得した、非凡なテクニックを有するアタッカーだ。他クラブも注目する逸材二人が、早々と京都への入団を宣言した。
加入の決め手を、「『京都で恩返しがしたい』という気持ちが強い」と口をそろえた二人は、入団後の目標を「少しでも早く試合に出場して、京都サンガに貢献できるように頑張りたい。最終的には日本代表としてW杯に出ることが目標です」(岩崎)、「自分の特長は得点もアシストもできること。1年目から二ケタ得点、二ケタ・アシストを目標にやっていきたい。将来は日本を背負っていけるような選手になりたいです」(仙頭)と力強く語った。
また岩崎は、東京五輪出場への思いを、「すごく意識はしていますけど、いまのままだとたぶん選ばれない。自分の良いところと悪いところを明確にして、努力していく必要があると思っています」と明かしている。
なお、岩崎は地元京都の高校から直接京都に入団する初めての選手となる。「京都府の高校から入るのは僕が初めてということは、すごくうれしいことです。でも、まだ入団が決まっただけ。プレーも活躍もできていません。自分が活躍して、京都府の高校生や中学生、小学生に、夢を与えられる選手になりたいです」と、岩崎自身もそれをしっかり自覚しているようだ。
写真:川瀬太補(エルゴラッソ京都担当)
(京都担当 川瀬太補)
2016/09/13 19:20